先物取引(さきものとりひき)とはいわゆるデリバティブ(派生商品)の一つで、価格や数値が変動する各種商品・指数について、未来の売買についてある価格での取引を保証するものを言う。売買の当事者が任意に期日を決め全量を受け渡すことを約する契約(先渡し契約)とは異なり、先物取引では市場が期日(取引最終日・納会日)を決め納会日までに反対売買により差金決済することが特徴である(現物の受渡しにより代替することを認めるものもある)。対義語は現物取引・実物取引。
1531年にベルギーで世界初の先物取引市場が開設される。1730年には大阪で世界初の公設先物市場、堂島米会所が誕生する。